文化庁メディア芸術祭

Abstract

文化庁メディア芸術祭で出会った,素数ホッケーと OLE Coordinate System の二つの作品を紹介。

Created
2007-02-27T21:18:24+09:00
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シリカ商店は『PLoP 御用達』

(Article)

髪を切りに行ったついでに,恵比寿ガーデンプレイスの写真美術館でやってた文化庁メディア芸術祭に寄ってきた。なかなか面白い作品に出会えたので,二つほど紹介してみようかと。3/4 までやってるので,気になる方は行ってみるとよいよ。

素数ホッケー

台上に投影された数をエアホッケーのパックのように打つゲーム。以下適当に特徴を羅列。

  1. 叩く → 分解,の設定がうまい。合成数を叩くと,ふたつの数に分解される(その積はもとの合成数)。因数分解を,叩く行為に対する結果として自然に行えている。
  2. 1の分解によって出現した数は,奥の壁に跳ね返ってこちら側に戻ってくるが,間違えて素数を叩いてしまった場合は跳ね返ってこず,得点にならない。素数かどうかを素早く判断する力も求められし,後半になって盤上の数が増えていくと誤打が増え,手さばきも重要になる。
  3. 綺麗なエフェクト,心地よい音色(ゲームセンターのエアーホッケーと同じく,数を叩いたときや数が壁にぶつかったときに音が鳴る)。

素数かどうか判断がつかない数を,奥ではなく横方向に叩き,分解されなければ改めて手前方向に叩いて得点とする,といった戦略が通用するかどうかの確認はできなかった。おそらくできるんじゃないかなあ。

対戦モードはやれずじまい。おそらく,間違って打つと相手のエリアへ飛ぶのでしょう。

松下のリスーピアに関する記事で,写真や動画を観ることができます。

OLE Coordinate System

エッシャーのだまし絵再現アプリ。作成したマップ中に配置した人がマップ上をうろうろと徘徊するのだけれども,マップ作成環境の三次元ビューをぐりぐり回転することにより,以下のような,見た目に都合のいい作用が働く:

まあ,以下のリンク先のデモムービーを観てみりゃ分かる。

複数の仕掛けが一気に動く,デモムービーの最初のあたりなんかはなかなか圧巻。でも,実際にマップを組むのはとても大変。ちょっと操作性に難あり。

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2012-03-15T21:51:14+09:00
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